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大規模建築プロジェクト
ネットワークとチームワークを武器に、
大規模プロジェクトに挑む
私は入社以来、設備システム本部に所属し、建築業界向けの設備商材を販売しています。主な販売先はゼネコンやサブコンです。大規模物件ともなると、数年がかりのプロジェクトとなり、受注に向けた営業活動も長期にわたります。施主・設計事務所へのスペックイン活動も注力するポイントの一つです。
スペックインとは、提案段階の建築図面に特定の設備を織り込んでもらうこと。その時点ではいわば仮採用にすぎませんが、建築図面が確定したときに、採用の優位性が高くなるため建築業界ではスペックイン活動が非常に重視されています。
建築物はマンションやオフィスビル、ホテル、物流倉庫、工場、研究所など様々あります。私は現在機械設備チームに所属し、空調機や昇降機設備(エレベーター、エスカレーター)、機械式駐車設備などの商材を担当しています。他にはダンパーやポンプ、受水槽、衛生陶器なども扱っています。建築プロジェクトは建築物の構想、基本設計、実施設計、施工という流れで進むため、早めに情報をキャッチし動き出したほうがスペックインの可能性は高まります。ただ、基本設計の段階から営業に入るのは困難なため、住友グループのネットワークを活用して物件情報を入手し、部内の電気設備チームと連携して、受注の確度を高めるべく動きます。チーム一丸となって受注できたときは非常に喜びを感じます。

一難去って、また一難の
再開発プロジェクト
思い出深いのは、入社1年目から携わっている大阪エリアのとある再開発プロジェクト。そのプロジェクトは、延床面積が10万平米以上という大規模オフィスビルの建設プロジェクトで、私は昇降機設備(エレベーター・エスカレーター)を担当することになりました。最初に上がってきた建築図面を確認したとき、競合メーカーの製品がスペックインされていました。この時点でかなりのハンデを背負うことを意味します。設計事務所にヒアリングしたところ、当社とタッグを組むメーカーには対応できない仕様だからという話。ところが、一度持ち帰ってメーカーに確認すると、「うちも対応可能です」とのこと。その旨を伝え、設計事務所と粘り強く交渉したところ、当社取扱いメーカーで図面を再検討いただけることに。
不利な状況を巻き返したかに見えましたが、今度は金額の面で難航。納入する全20数台分の作業員を確保できるかどうかも、なかなか見通しが立ちませんでしたが、調整が停滞している間に失注してしまうことだけは避けなければなりません。そこでメーカーやゼネコンに何度も働きかけ、ようやく着地点を見つけることができ、最終的に全台受注が決定。そのときは本当に安堵しましたし、達成感でいっぱいになりました。

この会社の好きなところは、
チームワークや人間関係の良さ
住友商事やそのグループ会社である各資機材会社との連携は、他の商社にはない事業上の強みだと思います。そして、過去から築き上げてきた当社の営業基盤は非常に強固です。働くうえで重要な職場環境に関しても満足しています。風通しの良いフラットな組織で、上司や上層部とコミュニケーションが取りやすく、若手でも意見が言いやすい環境があります。困っている若手がいれば、「どうしたの?」「どんどん相談してね」と声をかける中堅・ベテラン層の姿をよく見かけます。仲間のピンチに一肌脱ごうという気概のある人が多い印象です。チームワークや人間関係の良さは、この会社の好きなところです。福利厚生や各種制度も年々アップデートされており、フレックスや在宅ワークなどの導入も進んでいます。働きやすい環境であることは間違いないですね。
