挑戦の先へ Shape the Future挑戦
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インドネシアへの輸出業務

エリア総合職
製造ソリューション本部
柳沢 伶奈Rena YANAGISAWA
2023年度入社

MESSAGE

就職活動で私が重視したポイントは、「誰と一緒に働くか」です。そんな中、先輩社員の雰囲気に最も惹かれたのが住友商事マシネックスでした。就職活動中、当時2年目の先輩社員とお話ししたのですが、私と視座を合わせ、親身になって相談に乗ってくれました。それまで商社業界に対して抱いていたアグレッシブで体育会系なイメージは、ただの先入観だと気づかされました。その方はとても優しく、仕事に前向きで、現状をより良くしようという思いに溢れていました。「この方と一緒に働きたい。私もこの方のような社会人になりたい!」と強く感じ、当社を志望することに。人事や役員の方との面接でも威圧的なところは一切なく、「柳沢さんはどういうことが得意なの?」と長所を引き出してくれました。先輩社員から受けた温かい印象は最後まで変わることはなく、第一志望で入社しました。実際に働き始めてからも、その温かさに何度も助けられています。新しい仕事に挑戦するとき、壁にぶつかったときはいつも、上司や指導員の方が相談に乗ってくれます。「誰と一緒に働くか」は重要です。この会社を選んで良かったと心から思います。

製造現場を実際に見て、理解するほど、
営業事務は面白くなる

私は現在、自動車製造に必要な設備や部品を扱う部署に所属し、営業事務として取引に関わる事務処理全般を担当しています。入社後半年間は、国内向けの設備・部品の販売に従事していましたが、現在は国内取引のほか、輸出業務にも携わっています。
配属当初は自動車業界特有の専門用語の習得に苦労しましたが、営業担当に同行し現場を見学する機会に恵まれたことで、少しずつ理解が深まっていきました。
「百聞は一見に如かず」という言葉通り、自分の目で見ることで、設備や部品の役割を理解できるようになりました。すると、発注業務一つを取ってもイメージが湧くようになり、重要な仕事に携わっている実感が持てるように。おかげで、日々のデスクワークが格段に面白くなりました。私はまだ国内出張のみですが、海外の取引先や現地工場に出張するエリア総合職の先輩たちもいます。エリア総合職の仕事を、ここまで現場に密着して学べると思っていなかったので、この点はとてもうれしい誤算でした。

世界情勢に左右される輸出業務は、
まるでジェットコースター

これまでで最もチャレンジングだった仕事は、入社半年後に担当した輸出業務です。自動車部品メーカーのインドネシア工場向けに設備や部品を輸出する案件で、国内業務とはさまざまな点で勝手が違いました。まず輸出入に関連して、作成する書類の量が倍以上になりました。海上・航空輸送のリスクにも気を配らなければなりませんが、特に重要なのは輸出に関わる法令を遵守することです。
軍事転用が懸念される貨物の規制等、輸出には厳格なルールがあります。
例えば、外為法に基づく輸出貿易管理令で規制されるような製品であれば、経済産業省に許可申請が必要となることも。 このように、モノを輸出するにあたり、管理を徹底する必要があります。
そのため、通関手続きを無事クリアできるか、毎回気が気じゃありません。納品先のインドネシア工場から受領書をいただいて、やっと一連の作業が終わったと安堵できます。
輸出業務は飽きることがありません。本当に毎日違うことが起こるからです。海外への輸送リスクは、国際情勢によって刻一刻と変化します。安全保障貿易管理に関わる法改正が施行されれば、それまで輸出可能だった物品が、ある日を境に輸出規制品に指定されることもあります。貿易に携わる日々は、まるでジェットコースターに乗っているかのよう。海外ミュージカルが好きで、大学で国際政治を学んできた私にとって、今のグローバルな仕事はとても刺激的です。世界の動向にアンテナを張りながら取り組めることに大きなやりがいを感じています。

今の私があるのは、先輩たちのおかげ。
今度は私が、後輩の力になりたい

貿易事務に必要なルールや知識を学ぶことや、英語のビジネス文書作成に慣れることは、1年目の私にとって非常に高いハードルでした。それを乗り越えられたのは、部署の皆さんのおかげです。私が理解するまで業務をかみ砕いて説明し、何度も何度も英文の添削をしてくれた指導員の先輩。毎日のように業務負荷や体調を気遣ってくれたチーム長。事あるごとに手を差し伸べてくれた、百戦錬磨の頼もしい先輩たち。輸出業務を通じて、スキルの向上を実感すると同時に、人の温かさが身にしみました。よりいっそう、当社のことが好きになりました。
今では一つ一つの業務の意味を理解し、目的意識をもって行動できます。例えば、納入した設備に不具合が発生し、急ぎメーカーにメンテナンスの依頼をするとき。ただ慌てて発注するのではなく、限られた時間の中でも、下請法やコンプライアンスを意識した文言・内容になっているかを精査してから発注します。万が一に備え、トラブルを未然に防ぐことが重要だからです。このように、すべてに根拠を持ちながら、先を見通して行動することをいつも意識しています。上司や指導員からも、「そこまで深く理解して行動しているんだね」「新人とは思えないほど成長したと思うよ」とうれしい言葉も頂きました。今後は、皆さんから教わってきたことを会社に還元できるようになりたいです。頂いたノウハウを自分だけに留めておくのは、あまりにもったいないので、今度は私が、新入社員の指導員として力になれたらうれしいです。